「街と山のあいだ」をコンセプトに、身近な自然や山をテーマにした小冊子『mürren(ミューレン)』。2006年発行の季刊誌『wandel(ワンデル)』のコンセプト、スタッフ、テイストで、山や自然の世界を感じていたい、行ってみたい人たちに向けて、この本でしか読めない内容を展開している編集部です。
その『mürren』より、創刊された叢書「MÜRREN BOOKS(ミューレンブックス)」。各界で活躍する著者のもつ多彩な自然観を通して、読者を山と自然の世界に誘うシリーズです。
http://www.murren612.com/
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創刊第1刊となる本書は、イラストレーター安西水丸さんの低山歩きのイラストエッセイ集です。唯一無二の味わい深いイラストと、飄々とした穏やかな文章で知られる安西水丸さんは、多彩な分野に通じ、数多くの作品を生み出し、交友も広い方でしたが、一方でひとり静かにてくてくと、小さな山歩きを好む方でもありました。
本書は、生前安西さんが各雑誌や小冊子にかかれた、山歩きに関するイラストとエッセイをまとめたものです。幼少期に遊んだ裏山を訪ね、戦国武将を慕って城跡に上り、雨に降られ雷に追われ、山頂でお手製のおむすびをほおばり、帰り道にドングリを拾ってはポケットに入れる水丸さん。今もなお生き生きと、私たちに山登りの楽しさを語りかけてくれます。
■contents
登山少年だった頃
雨の島
沢を歩く
低山登山は楽しい/人柄が作る、おにぎりのおいしさ
山登りの話
山で尺八を吹く/高い空の下を
てくてく青空登山 八王子城跡/高塚山/阿弥陀寺/将軍塚/大平山/大楠山/ヤクスギランド/鞍馬山/小谷城跡/山中温泉・東山神社/高館山/大文字山/源氏山/王地山/甘橿丘
水丸風23区の登り方
熊野古道
縄文杉は頑固親父の顔をしていた
「カカア天下と空っ風」上州の旅
Z山道の思い出
インタビュー 山に登って、話をしよう。
解説にかえて 北斗七星のうつわ
安西水丸「てくてく青空登山」
著者:安西水丸
編集・発行人:若菜晃子
発行:ミューレン編集部
2019年3月 発行
B6並製本/128p
1,320円
重さ:132g
厚さ:8mm
※1册のみご購入の方は「クリックポスト」(198円)をお選びください。
※複数枚購入の方は、商品の重さを合算したものに55kg(封筒・台紙・パッキンなど)を足して以下の郵送方法よりお選びください。
●1kg以内:クリックポスト(198円):厚さ3cm以下
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